学部教育(生物生産科学科)

生物生産科学科


1. 園芸植物科学講座


 本講座は食と環境の美化、緑化に直結する園芸・作物を中心にし た資源植物について、その栽培の基礎から応用までの幅広い学問を担 当するもので、生産の安定化と品質の向上を目指し、栽培環境、品 種、分類、整理、育種繁殖の面からの研究、また、近年では植物ホ ルモン、養液栽培、コンピュータ農業、バイオテクノロジーなど最 先端技術を駆使した新しい角度からの研究も進められている。

 果樹園芸学、蔬菜園芸学、花卉園芸学、作物学の4研究分野が ある。なお、近年、発展の著しい施設栽培学もこの分野にはいる。

   果樹園芸学研究室蔬菜園芸学研究室花卉園芸学研究室作物学研究室で構成される。


2.生物生産基礎科学講座

 本講座は、生物資源の生産に関わる土壌、植物、昆虫、微生物 等の諸要因について基礎的に解析するとともに、そこで生産また は使用される科学物質の挙動・循環を明らかにし、最適生産環境 の創生・管理に寄与することを目的とする。このために生産環境 を幅広く理解し、それらの知識および技術を応用し得る人材を育 成する。土壌学・植物栄養学・植物病学・応用動物昆虫学・生態制御 化学・植物構造学の教育研究分野がある。

 土壌学研究室植物栄養学研究室植物病学研究室応用動物昆虫学研究室生態制御化学研究室植物構造学研究室で構成される。


3.園芸植物工学講座

遺伝学のめざましい進歩によって、植物の新品種を作出する分野 (育種)では、新しい研究が発展している。生科学的な標識遺伝 子を利用したり、有用遺伝子をDNAレベルまで分析し、それを 植物体に導入する試みが行われている。

 一方、組織や細胞の培養手法の発達による、育種や繁殖方法に も新しい可能性が出てきた。例えば細胞融合による雑種の育成や 人工種子などが研究されるようになった。

 植物の栽培の場面では、ガラス室をはじめ多様な施設を利用し 、人工的な環境の中で栽培することが盛んになった。これに応じ て、機械の利用場面も多様になり、従来の機械設備に加えて、培 養植物や細胞の増殖、細胞や遺伝子の操作技術や装置、移植をす るロボットまでも研究されている。

 この分野の発展を背景として、この講座は、従来の育種学、園芸環境工学及び園芸機械、及び施設学の3研究分野に、新しく植物 細胞工学の分野を加えた。新講座では、従来の専門を発展させる とともに、4分野による新しい展開が期待される。

 遺伝・育種学研究室環境調節工学研究室植物生産工学研究室植物細胞工学研究室で構成される。


4.生物資源化学講座

 生物資源化学講座は、生物化学、食品栄養学、生物資源利用学、 微生物工学、分子生体機能学などの教育研究分野からなる。これら は、微生物・高等植物等の機能や素材を生物学と化学の手法を用い て解明し、利用するための基礎から応用までの幅広い分野で、いわ ゆるバイオサイエンス・バイオテクノロジーといわれている学問分 野の重要な担い手となっている。

 本講座が対象とする具体的な分野は、主に一時生産された食料を 中心にした生物資源を人類が有効に利用するために、生物体の組成 や物質の代謝とその調節のメカニズム、また、それらに関与してい る酵素、遺伝子、生理活性因子などの性質、さらにこれらが秩序あ る単位として集められた細胞、細胞が集まった複雑な生物個体の生 命現象を主に生物科学的な手法を用いて解明し、そこから得られた 基礎的な知識を応用する大きな領域から構成されている。すなわち い食糧資源を確保することがこの分野の重要な課題の一つで、この ためには収穫された生産物を貯蔵、加工して有効利用することや、 広く微生物のもつ未知の力を引き出し、利用することも大切な領域 としてあげられ、これらはさらに未利用な資源の開発にもつながっ ている。また、人間が健康であるための食品の栄養学的価値の検討 もこの分野の課題となっている。

  生物化学研究室食品栄養学研究室生物資源利用学研究室微生物工学研究室分子生体機能学研究室で構成される。