生物生産科学科
本講座は食と環境の美化、緑化に直結する園芸・作物を中心にし
た資源植物について、その栽培の基礎から応用までの幅広い学問を担
当するもので、生産の安定化と品質の向上を目指し、栽培環境、品
種、分類、整理、育種繁殖の面からの研究、また、近年では植物ホ
ルモン、養液栽培、コンピュータ農業、バイオテクノロジーなど最
先端技術を駆使した新しい角度からの研究も進められている。
果樹園芸学、蔬菜園芸学、花卉園芸学、作物学の4研究分野が
ある。なお、近年、発展の著しい施設栽培学もこの分野にはいる。
果樹園芸学研究室・蔬菜園芸学研究室・花卉園芸学研究室・作物学研究室で構成される。
本講座は、生物資源の生産に関わる土壌、植物、昆虫、微生物
等の諸要因について基礎的に解析するとともに、そこで生産また
は使用される科学物質の挙動・循環を明らかにし、最適生産環境
の創生・管理に寄与することを目的とする。このために生産環境
を幅広く理解し、それらの知識および技術を応用し得る人材を育
成する。土壌学・植物栄養学・植物病学・応用動物昆虫学・生態制御
化学・植物構造学の教育研究分野がある。
土壌学研究室・植物栄養学研究室・植物病学研究室・応用動物昆虫学研究室・生態制御化学研究室・植物構造学研究室で構成される。
遺伝学のめざましい進歩によって、植物の新品種を作出する分野
(育種)では、新しい研究が発展している。生科学的な標識遺伝
子を利用したり、有用遺伝子をDNAレベルまで分析し、それを
植物体に導入する試みが行われている。
一方、組織や細胞の培養手法の発達による、育種や繁殖方法に
も新しい可能性が出てきた。例えば細胞融合による雑種の育成や
人工種子などが研究されるようになった。
植物の栽培の場面では、ガラス室をはじめ多様な施設を利用し
、人工的な環境の中で栽培することが盛んになった。これに応じ
て、機械の利用場面も多様になり、従来の機械設備に加えて、培
養植物や細胞の増殖、細胞や遺伝子の操作技術や装置、移植をす
るロボットまでも研究されている。
この分野の発展を背景として、この講座は、従来の育種学、園芸環境工学及び園芸機械、及び施設学の3研究分野に、新しく植物
細胞工学の分野を加えた。新講座では、従来の専門を発展させる
とともに、4分野による新しい展開が期待される。
遺伝・育種学研究室・環境調節工学研究室・植物生産工学研究室・植物細胞工学研究室で構成される。
生物資源化学講座は、生物化学、食品栄養学、生物資源利用学、
微生物工学、分子生体機能学などの教育研究分野からなる。これら
は、微生物・高等植物等の機能や素材を生物学と化学の手法を用い
て解明し、利用するための基礎から応用までの幅広い分野で、いわ
ゆるバイオサイエンス・バイオテクノロジーといわれている学問分
野の重要な担い手となっている。
本講座が対象とする具体的な分野は、主に一時生産された食料を
中心にした生物資源を人類が有効に利用するために、生物体の組成
や物質の代謝とその調節のメカニズム、また、それらに関与してい
る酵素、遺伝子、生理活性因子などの性質、さらにこれらが秩序あ
る単位として集められた細胞、細胞が集まった複雑な生物個体の生
命現象を主に生物科学的な手法を用いて解明し、そこから得られた
基礎的な知識を応用する大きな領域から構成されている。すなわち
い食糧資源を確保することがこの分野の重要な課題の一つで、この
ためには収穫された生産物を貯蔵、加工して有効利用することや、
広く微生物のもつ未知の力を引き出し、利用することも大切な領域
としてあげられ、これらはさらに未利用な資源の開発にもつながっ
ている。また、人間が健康であるための食品の栄養学的価値の検討
もこの分野の課題となっている。
生物化学研究室・食品栄養学研究室・生物資源利用学研究室・微生物工学研究室・分子生体機能学研究室で構成される。
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